
ども、こじらせ店長ことますたーです。
適当に肩書をつけているのではなく、本当にカフェで店長やっています。
いつも19時くらいからカフェでイベントをして、0時頃に終わってからは
朝までブログ書いたりプログラミング勉強したりしてます。
カフェといっても、普通のカフェとは一味も二味も違うんですが…。
どんなカフェかっていうのは下の記事に書いてあります。
見ましたか?(威圧)
始めたきっかけは週1で発達障害の方が集まれるような場所にしたくて
なんとかなるだろと思いながら始めたら、本当に何とかなったという感じです。
GWから始めたので、ちょうど3か月くらいですね。
この3か月間本当にいろんなことがありました。
今回は、ひょんなことからカフェを始めた僕が、3か月間続けて感じたことを全てさらけ出したいと思います。
お店を始めたきっかけは、発達障害が集まれる場所・人との繋がり
そもそも、なんでぼくがお店を始めたかというと、
- 発達障害当事者が集まれる場所を作りたい
- 人と繋がり、人と人をつなげること
でした。
発達障害当事者が集まれる場所にしたいと思ったのは、自分自身が当事者の一人でして、周りになじめず社会で生き辛さを抱えてた経験から、ぼくと似た他の人も気軽に集まれる場所にしたかったから。
発達障害の方はもちろん、LGBTの方やグレーゾーンの方まで、世間的に少数派(マイノリティーと位置づけられる方も集まりやすい環境を作りたかったんです。
世間的にはマイノリティーでも、せめてGucha2にいるときだけはマジョリティー(多数派)になったら楽しくないですか?
といっても、マイノリティーを対象としたイベントばかりだと認知されにくいので、
誰でも参加しやすいイベント+週1で発達障害当事者Bar(以下当事者Bar)という感じで当初はやっていました。
本日20時からは発達障害啓発Barです♫
一日店長EQさんを招いて行います✨
1人2000円で食べ放題飲み放題持ち込み放題です🍹
途中参加もオッケー🙆♀️
感覚過敏の方は、明るさやBGM調整しますのでお申し付けください🔔
特性について、発達あるある、悩み相談など、まったり話し合いましょう☺️✨ pic.twitter.com/NT4LCgCkFi— ますたー/こじらせ店長兼ブロガー (@TasogareRuby) 2018年5月1日
当事者Barでは、名古屋の別のお店で知り合った当事者の方に一日店長をやってもらい、参加者10人中8人が当事者という状況でイベントを開催することに。
イベント中は、当事者がモノをなくしたり、電球にぶつかったり、色々やらかしたりと発達障害特有のハプニングがめちゃくちゃ多かったです。
普通の場所だったらしらけるような場面でも、その時は参加者8名が同じ境遇。
どんだけやらかしても笑って許されるという環境が、めちゃくちゃ新鮮で、面白くて、イベント終了後は「これが自分の実現したかったことだなぁ」
と、めちゃくちゃ悦に浸っていたことを今でも覚えています。
詳しいイベント内容に関しては、参加者でライターのカジヤマさんがまとめてくれていますのでぜひ読んでください。(ありがとうございます)
このような感じで、発達障害啓発BARはいい感じに成功することができました。
ただ、それ以上に3か月カフェをやってきて色々と辛いことがあったのも事実。
そんなちょっとグレーな部分も全部出していきます。
体験型カフェを始めて辛かったこと
最初はお客さんがほとんどこなかった
Gucha2が始動したのは、4/28のGWの頭から。
その時は、ぐちゃやるよー!てな感じで呼びかけ、オープニングイベントで10人ほど参加してくれました。
その後は、なかなか人が来ず。
じゃあ友達を呼べばいいか!と思うも、今まで多くの人間関係をこじらせにこじらせている「プロこじらせヤー」のぼくには、2人しか呼べなかったです。2人ですよ。
まぁ、その2人が来てくれればいいやという気持ちと、新しくお店に来てくれる人と仲良くなれば何とかなるやという気持ちでお店を続けました。
それでも、最初はやっぱり来ない。
イベントを開催するも、誰も来ないままバーカウンターで待ち続ける日が続きました。
仲間のサポートのおかげで人が来るようになるが
そんな中、僕が入っているオンラインサロン(簡単に言うとイベンターが集まってる)の仲間たちがいろんな人を紹介してくれて、沢山の方がお店に来るようになります。
そのおかげで人が来るようになり、たくさんの人と会う機会ができるのですが、
人と話すことが難しすぎる。
壁を作る気はさらさらないのですが、なぜか距離感を感じさせてしまっていました。
その結果、一度は来るものの2度目には繋がらず。
リピーターとして来てくれる方はほとんどいませんでした。
発達障害のせいにするのもアレですが、僕自身アスペルガー症候群当事者です。
アスペルガーの人は、コミュニケーションに難ありの場合が多く、
ぼくの場合は、
- 人と話すときに緊張する・怖くて話しかけれない
- 人が言った冗談に気づかない
- 相手の話を瞬時に理解することができない
ことがあります。
今までの人間関係をこじらせ続けたのも、こいつが原因です。
店の店長として、どうにかこいつとうまく付き合う方法、あるいは決別する方法を探すのですが、なかなかうまく折り合いをつけることができず、コミュニケーションに関しては致命的レベル。
新しいイベントごとに、お客さんが来るものの、しっかり向き合って話すことができません。
「どうにかしたいけど、どうにでもできない」
葛藤して、悩む毎日でした。
マルチ商法っぽいのに引っ掛かった
そんな状況で、イベントをやり続けていたところお客さんの一人と出会います。
その日のイベントは楽しく終わり、サンクスメールを送ったところ、
- 「若くてこんなに頑張っているから応援したい。ますたーにとって大きく助けになる人物を紹介したい」
- 「もっと話を聞いてみたい、別日に会いたい」
と言われ、素直に自分を認めてくれたことが嬉しかったので別日に会うことに。
実際に、紹介してくれた人はイベンターの方で結構有名でした。
最初は、カフェのことや将来のことや、紹介された方のお話など楽しい時間を過ごしていました。
しかし、雑談が終わり気が付いたら怪しい保険の話になっていたのです。
内容としては、保険の営業をみんなでやっていこう!加入すればするほど紹介料がますたーに入るから!!
いわゆるマルチ商法でした。
カフェとの兼ね合いがあるのでじっくり考えたいと何回も断るものの、
2人に4時間ほど勧誘され、断る状況でもなかったので仕方なく加入することに。
「今お金ないでしょ?これやれば不労所得稼げるから!」
なんて言いつつ、保険加入代として18000円を支払うことになり、カフェを始めて数か月の金が全くない状況にさらに拍車をかけることに。
あー、応援したいっていうのは建前で、本音は自分の下にお客さんを付けたかっただけなんだなぁ。と人間不信になりました(笑)
※カフェに戻った後オーナーに相談して、次の日に速攻クーリングオフしました。
発達障害を拗らせて店に入れなくなる
一時はどうなるかと思いつつも、無事クーリングオフできたので、
一件落着ということで再びイベントを再開。
そしたら今度は急に人が怖くなりお店に入れなくなりました。
それもイベントの途中に。
15人くらい男女が集まるイベントを開催したのですが、終始緊張感とプレッシャーが
押し寄せてきて、足りなくなった食材の買い出し後、動悸が激しくなって店に入れなくなりました。
一般的には、ぼくは普通に見られるので「急にどうしたの?」って思われることが多々ありますが、ぼく自身人と会うときにめちゃくちゃストレスやプレッシャーを感じやすく、酷いときは、このような状態になってしまうこともあるんですよね。
それでもイベントの途中だったので、何とか仲間の手を借りてまた店内に戻ったのですが、やはり人と接することは苦手でなんとかしないとなぁと危機感を感じます。
自分のふがいなさにマジで死にたくなる
そんな感じでイベントをやりつつも、人間関係で悩まない日はなく、転落するように絶不調になり、イベントを開催することができなくなり、人と連絡を取ることも怖くなりました。
小さな鬱状態です。
- どうしたらイベントを開催しなくて済むか
- どうしたら自分は救われるのか
ずっと考える日々。
考えて解決するものでもなく、自分のふがいなさに嫌気がさしてきて死にたくなりました。
いつも人生を中途半端に生きてきた自分は、
「またここでやめちゃうのかなぁーー」
なんて考えながら簡単に死ねる方法をふわーと考えていました。
ただ、そんな勇気もなかったのでとりあえず1週間休むことに。
大人数イベントが成功する
結構死にかけな状態で、一日の大半を真顔で過ごしていた僕でしたが、
立ち直りには人一倍自信があります。
どれだけ死にたくなっても、2週間くらいあればケロっと立ち直れるところが
唯一の強みです。
自分って変に合理的なところがあって、2週間くらい悩んで落ちて考えたときに
「考えても無駄じゃね?」「2週間もったいなかった!この時間取り換えそ!」
と切り替えることができるんですよ。
だったら、最初から悩むなよ
ということで、立ち直ってお店に戻ったところ、
以前当事者Barに参加した一人から一日店長でイベントをやりたいとの話があったため、軽くミーティングをしてGucha2でイベントをやる事に。
一日店長イベントだったのですが、企画側が5人もいて、
それぞれが人を呼んでくれたのでお客さんがたくさん来てイベントは大成功しました。
昨日は「氷河期Bar」に来てくださってくれた20名の方、ありがとうございました。至らない点も多かったと思いますが、参加者の皆様のおかげで楽しい会にすることができました!今回の反省点を踏まえてより良いイベント、一日店長システムにして行きますので、今後ともよろしくお願いします♫ pic.twitter.com/dzYZ0uWkPE
— ますたー/こじらせ店長兼ブロガー (@TasogareRuby) 2018年7月15日
ぼく自身は人をあまり呼べていなかったし、料理を作ることで精いっぱいで周りが見えず、企画側の人には迷惑かけまくりだったり、なんかもうほんとにすいませんって感じでした。
企画側の5人には感謝の気持ちでいっぱいです。
けど25人くらい来てくれたし、めちゃ盛り上がってたし、参加者の一人からは「すごい落ち着くからまた来たい」と言われたりで、結果的にはやってよかったな~と。
ちょっと自信を取り戻して、またイベント営業を再開しました。
自分なりに3か月続けてみたら、応援してくれる人が増えた
そうやって悩んではイベント、落ち込んではイベント、頼ってはイベントと3か月繰り返していくうちに、応援してくれる人が少しずつ増えていきました。
オーナーは本業があるにもかかわらず、合間を縫ってわざわざお店の様子を見に来てくれるし、
常連さんができて、事あるごとに様子を見に来てくれるようになったり。
中には、仕事を辞めてGucha2のヘルプに回ってくれる人まで出てきました。
今までずっと自分は1人だと思っていましたが、自分のことを助けてくれる仲間は周りに沢山いるんだなと強く実感した瞬間でした。
どれだけ辛くてもカフェ店長を続けられた理由
振り返るとこの3か月間はあっという間。
色々あり、逃げ出したくなる時があってもカフェ店長を続けれたのには理由があります。
- 発達障害当事者含むマイノリティーが集まれる場所にしたい
- 今までの自分に戻るのが怖かった
- 人間関係の苦手意識をやっぱり克服したい
からです。
マイノリティーが集まれる場所にしたい
発達障害当事者のようなマイノリティーな方が安心して集まれる居場所の1つとしてGucha2が機能する事は、当初の目的です。
社会に適応することだけを考えて仕事に行っていた時の自分が辛すぎたので、
他の人にはそんな思いをしてほしくないので、逃げ場としてGuchaを使ってほしいです。
今までの自分に戻るのが怖かった
カフェを始めた理由では書いていないのですが、人間関係の苦手意識をやっぱり克服したいと思っています。
途中で逃げてしまえば、またいつも通りの中途半端な自分に戻ることになる。
それが嫌だったので、ここまで続けてこれたのかなと思います。
今の段階では、人間関係の克服という目標は程遠いですが、日に日に少しずつ
改善していけたらなと思っています。
少しでも気になった方は、体験型Gucha2へ
ということで、今回は体験型カフェGucha2の店長を3か月やって感じたことを
ざっと書いてみました。結構恥ずかしいですね。
イベントは、週5くらいのペースでやっていて、休みは不定休で平日のどこかです。
当事者のぼくが店にいるので、何か相談したいこととかあれば気軽に相談してください。
アドバイスできるかは分からないですが、今までの自分の生き方で参考になる部分があればいいなと思います。
そのほかの人も、気になった方は是非一度遊びに来て下さい。