こんにちはますたーです。
最近、シェアハウスに住んでいる人が多くなってきました。
シェアハウスと聞くと、他とは違った魅力的な生活を想像する人もいるのではないでしょうか。
・人といても特にストレスがないぜ!
・常に周りにたくさんの人に囲まれて生活したい!
という人にはオススメのシェアハウスですが、
ひとつだけ例外があります。
それがコミュニケーション能力に難ありのASD(アスペルガー症候群)当事者。
今回は、アスペルガー当事者の僕がシェアハウスに実際3ヶ月住んでみて
他の当事者の方にオススメできない理由を書いていきたいと思います。
アスペルガーのぼくがシェアハウスに住んだ理由
そもそも、なぜぼくがシェアハウスに住んだか。
理由は簡単で、西区のカフェをやることになった時に、
実家だと遠すぎたから。
正社員を辞め、人との繋がりの大切さに気付き、カフェ店長をやることに。 – るびろぐ。
どこかで一人暮らしをしようと思っても貯金がなかったので、
安さ重視で入居を決定しました(笑)
シェアハウスなので、一つの部屋をみんなで分けるのでその分家賃も安くなります。
そして一人暮らしよりも少ないコストで擬似一人暮らしができるということ。
これも大きなメリットです。
一般的な一人暮らしは敷金・礼金(入居金や修理費)などがかかったり、
不動産屋に行ったりと手続きがめんどくさいですが、
友達の紹介の場合は、結構すんなりとシェアハウスに入居することができます。
ここが大きなメリットですね!
-
一人暮らしよりも家賃を抑えられる
-
擬似一人暮らしをするならオススメ
アスペルガー症候群にはシェアハウスはオススメしない
先ほどあげたメリットとして、家賃の安さや入居のしやすさはメリットですが、
共同生活ということで、アスペルガー症候群の苦手なコミュニケーションは避けて通れません。
シェアハウスに住むにあたって当事者目線で辛いことを書いていきたいと思います。
共用スペースが使いづらい
ぼくの住んでいるシェアハウスは二階に個人の部屋が3部屋。
そして一階に、リビングやキッチンなどの共用スペースがあります。
ただ、この共用スペースが使いづらい・・・。
自分一人だと大丈夫なんですが、
他に使っている人がいると、なんか落ち着かない感じだったり気を使ったり。
そこの部分のストレスが少しあります。
朝起きてすぐ知らない人とすれ違う
そしてシェアハウスなので、いろんな人が出入りします。
住人が友達をシェアハウスに呼ぶことも多々あるので、
知らない人と寝起きの状態でばったり会うこともあります(笑)
となると、急なタイミングで挨拶をしたり会話をすることが求められるわけです。
これが地味に大変。
人と関わることが得意でない・苦手な人だとこういう些細なこともストレスになりやすいです。
一番のネックは「近すぎる距離感」
これらのストレスの原因は、全て「近すぎる距離感」から生まれます。
人と話したり接することが苦手な人は、シェアハウスだと少し距離が近すぎるのです。
お風呂に入るときも、ご飯を食べるときも、洗濯物を干すときも必ずと言っていいほど誰かに会います。
家族だと気にしないことでも、一緒に住んでいるメンバーだとやはり気をつかう場面が出てくるんですよね。
人と打ち解けるのが得意な人や、接することが好きな人には最高の環境ですが、
自分の時間を絶対に確保したい!という人にはオススメできません。
自分のペースで人とも関わりたい。そんな人はソーシャルアパートメント
と言っても、アスペルガーの人は人が嫌いなわけではありません。
でなければ、僕の中でシェアハウスという選択肢は出てこなかったので。
-
人と交流したい。けれど、ずっと人と一緒にいるのは疲れる。
-
自分のペースで人と関わりたい。自分だけの時間は確保したい。
そういう人には、ソーシャルアパートメントという手もあります。
世界が広がる居住スタイル、それがソーシャルアパートメント。
シェアハウスは楽しそうだけど、自分の時間や空間はマンション並に確保したいという方のための
新しい一人暮らしのスタイルです。 プライバシーを守りながら入居者同士が集うラグジュアリー空間で
コミュニケーションを楽しむのがソーシャルアパートメントの醍醐味です。
ソーシャルアパートメントとは、簡単にいうと
「程よい距離感になったシェアハウス」 のようなものです。
マンションにみんなで住むのですが、個人の部屋は各自1部屋ずつあり、
別の階などに大きな共有スペースがある。
そこの共有スペースでは話してもいいし、料理をしてもいいし、自由に使える。
疲れた時にはすぐに自室に戻ることができる。
シェアハウスのように「多様な移住者との交流」ができて、
なおかつ「プライバシーの確保」が出来ている。
これがソーシャルアパートメント。
自分のペースで接することができる。かつ、最低限のプライバシーの確保ができていることから、
シェアハウスに住もうと思っている人には、ソーシャルアパートメントという選択肢もオススメします。
※ただ、サイトを見た限り首都圏の方にしかないのでそこだけ注意です。
おわりに
いかかだったでしょうか。今回の記事は主にアスペルガー当事者向けの記事でしたが、
神経質すぎる人・気を使いすぎる人に関しても、ソーシャルアパートメントはオススメです。
ネットで手軽に繋がれる現代だからこそ、リアルの世界では付かず離れずの距離感がとても大事だと思います。
もし首都圏で一人暮らしをされる方はぜひ参考にして見てください。