この記事では、猫の周りに潜んでいる事故の対策について紹介します。
猫を飼っている人なら共感していただけると思いますが、気が付いたら外に飛び出していたり、高所に登っていたりとヒヤッとすることがあると思います。私も、何度もそのような現場を見てきました。
特に、幼少期の猫は好奇心が旺盛。普段から走り回り、飛び乗り、とにかく元気いっぱいです。そんな猫の周りには人間が思っている以上に危険が潜んでいます。
日々可愛がっている愛猫を危険な目に合わせないように、私が飼っている猫に実際に起きてしまった事故を元に、事前に事故を防ぐ方法を書いていきたいと思います。

突然猫の様子が急変
事が起きたのは本当に突然でした。朝までは元気だった我が家の愛猫の様子が急変したのです。猫たちはいつも通りリビングにいたのですが、僕は隣の自室で昼寝をしていました。
しかし、14時ごろリビングから大きな物音が聞こえたので慌ててリビングに行くと、扉を開けた瞬間私の目の前でRubyが倒れたんですよね。
あんなに元気だった朝の様子とはかけ離れていて、3歩歩いては倒れ、また3歩歩いては倒れるの繰り返しで、意識はもうろうとし、足は痙攣している状態でした。
あまりのショックに動揺を隠しきれなかった私は、とにかくスマートフォンで猫の病気について調べまくりました。
首輪による「たすき掛け」状態が原因
最初は腎不全や心臓病を疑ったのですが、原因はすぐ近くにありました。首輪だったのです。
最初はあまりにも急な出来事で周りが見えていなかったのですが、冷静に様子を観察してみると、首輪の部分に右肩も一緒に入っていたのです。いわゆる「たすき掛け」という状態でした。
意識がもうろうとしていたのも、足が痙攣していたのも、この「たすき掛け」の状態で首が絞めつけられ、呼吸困難に陥っていたからだと思います。首輪を外した時には、すっかり元気になって走り回っていました。
猫の首輪による事故を防ぐには
このような首輪の事故を防ぐにはどうすればいいのか、主に2つの対処法を書いていきます。
室内飼いなら首輪を付けない選択肢も?
そもそも首輪を付ける理由として、「猫が外に出てしまった場合飼い猫とわかる目印になる」,「可愛いから付けている」など挙げられると思いますが、ベランダに出したりしない室内飼いの場合は、首輪を付けないという選択肢を考えてもいいかもしれません。
同じような首輪の事故として、「猿ぐつわ」という状態になることもあります。
この事故の原因は、猫が首周りのグルーミング(毛づくろい)をしている際に、首輪も巻き込んでしまうことで起こります。自分の猫も一回ありました(そこで首輪の危険性に気づくべきだった。)
このように、首輪の事故はふとした瞬間に起きます。そういったことを防ぐためにも、首輪を外すことを考えてもいいかもしれません。
それでも首輪を付けたいなら「安全首輪」
それでも首輪を付けたい!と思う方もいます。そんな方には、安全首輪がおすすめです。この首輪は「ある程度の力が加わったら外れる仕組み」になっているので、首輪の事故を事前に防ぐことができます。
安心安全な猫首輪の専門店もあるので、こちらで購入を考えてみてもいいでしょう。
また、飼い主がいつでも猫の様子に気が付ける場合だけ首輪を付け、外出時や就寝時には外す習慣をつけることも事故予防に繋がります。
猫の首輪はよく考えてからつけよう
猫の事故は室内・室外問わずいつ起きるかわかりません。今回の事故もそうですが、猫の周りには人間が思っている以上に危険が潜んでいるのです。このような最悪な事故が起きないように、普段から気を配り、愛猫が住みやすい環境を作っていくことが重要ですね。