
アスペルガー症候群で人と話していると消耗しやすいです。
仕事でも友人でも、ずっと一緒にいるとかなりストレスを感じます。
物心着いてからこのような感じなので生きづらさがヤバいです。
どうしたら解消することができますか。
そんな悩みに答えていくよ〜
僕自身、何を隠そう先天性のASD(アスペルガー症候群)当事者。
人間関係で生きづらさを感じ、正社員で就職する前に心療内科にいったところ、
診断を受けました。
診断を受けてからは、心のモヤモヤがなくなったと同時に、
ASDとどのように向き合っていくべきか考えました。
結局正社員で憧れのホテルマンとして就職するものの、
やはり人間関係でうまくいかず、やめてしまうことに。
それからは、自分らしく生きるためにいろんなことを経験しつつ、
今はそれほど人間関係に悩まない環境で仕事をしています。
そこで、今回は一当事者としてASDが感じる生きづらさの
解消法について考えてみたいと思います。
ASD(アスペルガー症候群)が感じる生きづらさの原因は人間関係
ASDの特徴として、以下の三つが生きづらさに直結しています。
- 社会性の障害
- コミュニケーションの障害
- 想像力の障害
周りと同調できない。どのような距離感で接すればいいかわからない。
相手がどんな風に感じるのかを想像しながら話すことができない。
など、人間関係を築いていく中で周りが自然とやってのけることを
自然にこなすのがめちゃくちゃ大変なのがASD。
特に職場や友人関係などでは、暗黙の了解や円滑なコミュニケーションなど
自然と周りに順応する力をかなり求められることが多く、
かなり疲れてしまっている当事者も少ないはず。
一般的にはASDは空気が読めないと言われがちですが、周りに順応するために空気を読みすぎていっぱいいっぱいになる当事者もたくさんいます。
職場ではとにかく「普通」になるために人一倍努力したな〜
辛そうだったにゃ
ASDの生きづらさはぶっちゃけ解消できない
そして残念ながらASDの生きづらさは解消することはできません。
どこでどんな場所で働いても、人間関係からは逃れられないからです。
ヒモになったり在宅ワーカーになって、家から一歩も出ずに生活できるならまだしも、全員が全員そういう道を選べることは難しい。
あれ、人生詰んでね?
ただ、生きづらさを軽減することはできます。
ASDの生きづらさを軽減するコツ
ASDの生きづらさを軽減する方法は以下の3つ。
適度に人と距離を置くこと
生きづらい場所から離れる
障害者雇用も視野に入れる
適度に人と距離を置くように意識
つい先ほど、このようなツイートが回って来ました。
知られていないと思いますが、アスペルガー症候群=自閉症スペクトラムなので、一番のストレス発散法は’’人から離れて一人になること’’なのです。
それがなかなか理解されず、気分屋・付き合いづらいと言われる原因になります。
いきづらさを軽減するためにも、そういった人・環境からは遠ざかるべき。 https://t.co/9n8zGYQOwi— ますたー/こじらせ店長 (@TasogareRuby) 2018年9月5日
アスペルガー症候群=ASD(自閉症スペクトラム)なので、基本的に一人を好みます。
生きづらさを感じるのは、ずっと人と接しているからです。
- 人と話すのは好きだけど、ずっといるのはキツい。
- 急に人と話すことが億劫になる
そんな状態はSOSのサインです。
ASDの最大のストレス解消は一人になることなので、ストレスを感じたらできるだけ
人と離れることが大事です。
理解してくれそうな人には、ストレスを感じてしまう原因を説明してみるのもいいでしょう。自分の特性を理解してくれる人が周りにいるほど生きづらさは軽減されます。
生きづらいと感じる人・環境から逃げる
日常的に疲れてしまったら人と距離を置く習慣をつけるのは大事ですが、
根本的に生きづらさを感じる人や環境からは逃げましょう。
どういうことかと言いますと、
- 障害を説明しても甘えという人
- みんな頑張ってるからお前も頑張れと根性論を押し付ける会社
などです。
生きづらさの原因はこのような人や環境にかなり影響されます。
今の人間関係や環境を見直して見て、改善することができない場所なら
潔く関係を断ち切ることも手段の一つ。
時間も人生も有限なので、付き合いやすい人間・環境を選んでいきましょう。
障害者雇用を視野に入れるのもアリ
障害者雇用と聞くと、めちゃくちゃ拒否反応を示す人もいます。
僕自身めちゃくちゃ嫌でした(笑)
ただ、今まで何回も仕事でうまくいっていないのであれば視野に入れる必要もあります。
僕自身、最初は嫌だったのですが、6回も接客業を辞めている経験から、
そろそろまともに働ける仕事をしないと、と思い発達障害者向けの就労支援などにも行きました。
抵抗があるかもしれませんが、障害者雇用だと
- 特性を理解してくれる可能性が高い
- その時の体調に配慮してくれる
- 得意・不得意な仕事を認知してくれる
など、様々なメリットを受けることができます。
低賃金というデメリットはありますが、仕事が続かない人にとっては、
お金よりも、仕事を続けられているという自信の方が精神衛生上いいです。
いくらお金があっても、自らの健康や精神などは買えないですからね。
神奈川県在住なら、障害のある方の就労支援施設としてニューロワークスがオススメです。就職のサポートから就職後のアフターフォローまで手厚いです。
見学して合わなかったらやめればいいですし、無料で見学することができる場所もあるので、一度どのような感じか行ってみるのもアリですよ。
ASD生きづらさの軽減には自ら行動しかありません
生きづらさを感じてとても辛い思いをしている方が多いです。
しかし、厳しい言い方をしてしまうと、自ら行動するほかないのです。
生きづらさを感じてしまう人や環境から逃げる勇気
障害者雇用として見学に行く勇気
今いる世界から一歩踏み出すことは難しいかもしれませんが、
行動すればするほど生きづらさは軽減されます。
少しでも軽減されれば、今よりももっと生きやすい未来が待っています。
苦しいかもしれませんが、生きづらさに対する一番の解決法は
”行動”することです。
当事者の私も今まで色々な失敗をしながら行動し続けた結果、
今はかなり自由に生きることができています 。
同じ当事者として、もし困っている方がいれば私のTwitterに連絡してください。
助けになるかわかりませんが、話だけでも聞きます。
ということで、本記事は終了です。