発達障害って大きなデメリットだと思うけど、どこで働けばいいんだろう。今まで仕事に関してミスばかりで、慎重に仕事を選びたい。失敗したくない。発達障害ならこれだけはしとけっていうのは何?どうすればいい?
そのような疑問に答えていきます。
私自身発達障害当事者(ASD・自閉症スペクトラム)で、大学時代から社会人まで6回ほどいろいろな仕事をやってきました。
ASDの特性上、人と話すことが苦手だったのにも関わらず、接客業が好きという理由でホテル業ばかり受けていたんですよね。(人と話せない自分を受け入れたくなかったからです。)
その結果、全ての仕事がうまくいかずに失敗。
今となっては、特性を正しく理解し、見栄を張らずに自分にあった場所で戦うべきだったと思っています。
そんな過去があったからこそ、いま就職活動中の発達障害当事者の方には仕事選びを間違えて欲しくないと思い、少しでもいい仕事や職場に巡り会えるように自分の失敗談からアドバイスをしようと思います。
3分ほどで読める記事です。この記事を読めば正しい仕事の選び選び方がわかりますよ。
発達障害を持っている自分を受け入れること
発達障害という診断を受けると、今までの自分を否定されてすごく辛いと思います。
自分自身、中学時代から人と話すたびに緊張を伴ったり、極力人を避けようと生きてきました。
そんな中、発達障害の診断を受けASDということが発覚したんですよね。
今まで人とコミュニケーションをうまく測れなかった自分の理由がわかり、スッキリはしたのですが、そんな自分を認めたくなく、「俺は発達障害なんてない。自分は接客業に向いている」と暗示をかけ、歯向かうように接客業のみを仕事にし続けました。
ただ、そんな風に接客業を始めても人間関係をうまく築くことができませんでした。
それもそのはず、自分はもともとコミュニケーションが苦手な人間だったから。
結果、全ての接客業は失敗に終わったんです。
そこで学んだのは、自分にできないことはできないとしっかりと受け入れることでした。
努力で改善できることは改善するに越したことはないですが、どうしてもできない部分はしっかりと受け入れてあげる。そして、違う部分で戦うことが大事です。
- 自分のできないことを受け入れる
発達障害に向いている仕事を検索して自分に当てはめてみる
上記では、発達障害の自分を受け入れることが大切と書きました。
そのためには、大前提として自己理解の把握が大切です。
でないと、自分が向いていない仕事かどうかも気づかないですからね…。
自分がやっている仕事が向いているか向いていないかわからないまま続ける仕事ほど
辛いものはないです。
ということで、発達障害当事者のみなさんが自己理解するためには、「発達障害 向いている仕事」ででてきたサイトを参考にしましょう。
自分の発達障害がどういう場面・仕事に向いているか向いていないかを把握しましょう。気づかないままストレスになっている部分の発見にもなります。
こちらのページには自閉症スペクトラム当事者に向いている職場や仕事についてまとめられているのでぜひ参考にしてみてください。
- サイトを利用して強み・弱みを客観視しよう
発達障害の特性じゃなく、発達障害当事者の自分の特性を理解する
スイマセン。上記でサイトを参考にしましょうと言いましたが、
このサイトのみで自己理解することはあまりオススメできません。
というのも、上記のサイトが全ての発達障害当事者に当てはまっているかと言いますと、そうではないからです。
発達障害といっても、グレーゾーンの軽度から重度まで様々。
サイトに書いてあることが苦手な当事者もいれば、そうでもない当事者もいるのです。
例に、社会性やコミュニケーションに苦手傾向がある自閉症スペクトラム当事者でも、
語彙力が高く弁がたつタイプなら営業でずば抜けることができるかもしれません。
- 発達障害の特性でこう書かれているから自分にはこれができない
とすぐに判断するのではなく、合わせてグッドポイント診断やストレングスファインダーなどを使って正しい自己理解をしましょう。
ストレングスファインダーだと書籍だとして2,000円ほどかかってしまいますが、
グッドポイント診断だと、無料で強みを把握することができるのでオススメです。
どちらも30分ほど質問に答えるだけで、自分はどういうことが得意なのか
客観視することができますよ。
発達障害に向いている仕事のサイト+自分自身の特性理解を組み合わせることで
より正確な自己理解に繋がります。
- 正確な自己理解にはサイト+診断テストを組み合わせましょう
自分の特性に見合った仕事・会社選びをする
発達障害に向いている仕事サイト+グッドポイント診断の自己理解をやってみて
- サイトの強みとグッドポイントの強みが一致→強みとして把握
- サイトの弱みとグッドポイントに出てこなかった部分→弱みとして把握
しましょう。
お互いの強みが一致した場合は、得意分野だと思うので、その強みに関する仕事や作業が含まれている会社や業種に絞って就職活動をして見ましょう。
今の世の中には多くの会社があるので、きっと自分に合う職場があるはずです。
また反対に、サイトの弱みと診断テストにあまり出てこなかった部分は弱みとして
しっかりと理解することが大事です。
発達障害の特性上、健常者よりも凹凸が激しく苦手なことと得意なことのばらつきが激しいです。
苦手な部分は極力避けることが生きやすさに繋がります。
間違っても、自分が苦手な作業や仕事を選ばないように注意してください。
下手すると、仕事が原因で二次障害(鬱や適応障害などを引き起こしますので。)
- 弱みは極力避けて、強みを活かせる職場を探しましょう
正しい自己理解は発達障害当事者の生きやすさに繋がりますよ
ということで、今回の記事はここまでです。
発達障害は生きづらいと言われていますが、上記のように正しい自己理解を行えば、
ハズレの職場は引きにくくなるはずです。
自分の得意と不得意を明確にして、少しでも人生を楽に生きていきましょう!
発達障害当事者の僕が定期的に当事者イベントも行っているので、ぜひ遊びに来てください。
【名古屋×発達障害×カフェ?】とにかくゆるい体験型カフェ「Gucha2cafe」とは? – るびろぐ。