就職関連

2年間施設で働いたからこそわかる、介護・福祉業界に向いている人

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人は誰しも、誰かの役に立ちたいと思いながら仕事をしています。
超高齢化社会の中、介護や福祉の仕事の需要は増すばかり。
そんな中、介護施設で働くということは、「社会の役にも立ち、人の役にも立てる」ことを強く感じることができる職業の1つです。

当時大学生の私は、人一倍正義感が強く
「人を助ける仕事がしたい!」
という思いから、福祉業界に飛び込み、介護施設(グループホーム)で2年間働きました。

  • グループホームとは、簡単に言えば支援を必要とする障害を持っている高齢者が少人数で共同生活する場所です。

ただ、働いてみると大変なことも多かったです。
力仕事だし、夜勤が多く、認知症の方や大きな障害を持っている人
が施設にいたので、とにかく忙しい。

おまけに、避けては通れないシモの世話もあります。

それでも、当時大学生の私からしたら
「人を助けたい!」+「夜勤のアルバイト代」が高かったため、
就職活動が終わるまで、介護施設で働き続けました。

一度経験した身からしたら、「介護の仕事をやっててよかったな」
と感じながらアルバイトを終えましたが、

実際、介護について興味がある方は様々なことが気になって、
なかなか就職に踏み切れないのではないかなと思いました。

そこで、2年間グループホームの現場で働いていた私が

「介護施設で働くってどうなの?」
「メリットやデメリットは?」

という疑問を持っている方に向けて、包み隠さず介護の仕事について書いていこうと思います。

この記事を読めば、
「介護業界に向いているか、向いていないか」

一発でわかりますよ。

サービス・接客業が好きでなければ介護職は向かない

介護職の仕事は8割以上が利用者との交流です。
勤務中ほとんどの時間を利用者と共に時間を過ごします。

数ある接客業の中でも、介護職ほど人に対して尽くす仕事はないといっても
過言ではありません。

そのため、サービス・接客業が好きでないとできない仕事です。

実際ぼくは、人に対して尽くしているという実感を直で感じられる仕事だと思ったのでバイトに選びました。

そうでもなければ、工場のバイトや派遣をやっていた方がはるかに
楽だからです。

大前提として、接客業が大好きだという気持ちが無ければ、
介護の仕事には向かないと思います。

介護の仕事内容とリアルな現場の様子

それでは、実際の介護の仕事内容や
実際に現場で働いた人しかわからない現場の様子について書いていきたいと思います。

仕事内容は利用者の私生活のサポート

仕事内容としては、利用者の私生活のサポートが勤務時間のほとんどです。

私が働いていたグループホームでは、生活に支障をきたしている
利用者の方が多かったため、ほとんどの時間を私生活のサポートに
充てていました。

仕事内容は主に
「食事・洗濯・外出・入浴・服薬・トイレ補助」など

施設にいる利用者の困りごとを解決することが、介護の仕事です。

簡単そうに見えて、少しでも手順や動作を間違えてしまうと
大きな事故やヒヤリハットに繋がってしまうので、
常に細心の注意が必要になります。

利用者といる時間がかなり長い

そのため、勤務時間の大半を利用者と過ごします。
一通りの仕事が終われば、夜の見回りに行くことも日課ですし、
夜中でも、ナースコールがあればすぐに駆けつけます。

ナースコールの内容は

  • 歯を磨きたい
  • 寝る準備をしたい
  • 封筒を開けてほしい
  • お風呂の準備をしたい

などあげだしたらキリがありません。

そうなると必然的に利用者に会う時間が多くなりますし、
接客業の中でもかなり密なコミュニケーションをとる仕事だということがわかってもらえると思います。

シモの世話に抵抗があると厳しい

そして、介護職といえば避けれない問題が
シモの世話です。

シモの世話とは、オムツ履かせたり、ウ○チをふき取ったりとか
そういう類のものです。

ぼくの場合は、そんなにシモの世話がいる利用者さんを担当することはなかったのですが、

たまに泊まりに来る利用者の方が、朝6時にウ○チまみれになっている
姿を見たときは、言葉が出ませんでした。笑

シモの世話に抵抗がないとまでいかなくとも、我慢できるレベルじゃないと
介護の仕事は難しいかもしれません。

介護の仕事でしか得られない「やりがい」がある

ここまでネガティブなイメージの方が多い介護職ですが、
1つだけ思うことがあります。

それは、介護の仕事でしか得られないやりがいがあるということ。

利用者といる時間がかなり長い分、信頼関係も必然的に高くなっていきます。

仕事を着実にこなして行く中で、感謝される回数が増えたり、
プライベートのことを応援してくれたり、
お土産をもらったりと、距離感が近いからこそ得られるものがあります。

また、利用者だけでなく利用者の家族にまで「ありがとう」
と言ってもらったときは、

「この仕事をやっていてよかったな」

と嬉しい気持ちでいっぱいでした。

介護の仕事は大変ですが、
それ以上に大きなやりがい
を得ることができるのが一番のメリットではないでしょうか。

興味があるならやってみるが一番

ここまで記事を読んでいただいて、それでも興味があるのなら
介護職はあなたに向いていると思います。

介護の仕事に限らず、どんな仕事に関してもやってみないとわかりません。

なにが正しいのか、
なにが悪かったのかも、
今の段階では判断することができないのです。

だとしたら、今の段階で必要なのはスキルでも知識でもなく
「それでもやってみたいな」
という興味だけで十分です。

自分の未来を切り開くのは自分のみ。
この記事を読んで確信したのであれば、
迷わずまっすぐに進んでいきましょう。

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