新学期を気に学校に行けなくなる子供がいます。
いわゆる不登校とう状況です。
「学校に行かないと」
「勉強しないと」
「とにかく周りの友達と同じようにしないと」
そんな自分の中の葛藤と戦いながら、学校に行くのは辛いですよね。
私自身も、中学時代に6ヶ月間不登校になった経験があるので、気持ちがだいぶわかります。
今回は、6ヶ月間の不登校経験から立ち直った経験を持つ私が、今不登校で苦しんでいるあなたに向けてメッセージを送りたいと思います。
不登校の自分を責めないでください
不登校と聞くと、いいイメージがわかないかもしれません。
- ちゃんと学校に行っていない
- 親の教育がよくなかった
- 普通の子とは違う
そんなことを色々な人から言われて辛い思いをしている方も多いのではないでしょうか。
そして、そんな言葉と自分を照らし合わせて今の状況を後悔したりしていませんか?
結論から言いますと、あなたは悪くありません。
不登校になってしまう中学生や高校生は、どうしても学校が全てという意識があるので、学校に行けない=全ての終わりみたいに感じてしまう方もいるかもしれません。
ただ、そんな大きな問題として考える必要は無くて、
学校という小さなコミュニティーの中で、たまたま周りと合わずにはぐれてしまっただけなのです。
1学年に100人も200人もいる中で人間関係で悩まない人はいないですし、
悩みすぎて不登校になってしまったのであれば、人一倍感受性が高く優しい人間
とう証拠。
だから不登校の自分をどうか責めないでほしいです。
辛いのなら、気持ちが落ち着くまでゆっくり休もう
不登校になるまで数々の辛いことや・苦しいことを耐え続けていたはずです。
そんな状態でも極限まで頑張り続けて、学校に行き続けた自分を褒めましょう。
悲しいことに今の世の中、いじめや仲間外れなどで自殺してしまう子供も少なくありません。
自分の心のブレーキを敏感に感じ取って、学校に行かないという判断をしたあなたは素晴らしいのです。
まずは、頑張った自分を休めるために、気持ちが落ち着くまで休みましょう。
私自身、不登校になってから4ヶ月間は、ただただ家で好きなことをしながら休んでいました。
人生の中の数ヶ月なんて、本当に小さなものなので、自分の体を最優先にしましょう。
無理に学校に戻る必要なんてない
不登校状態を長く続けると、不安がどんどん大きくなってきます。
- いつまで不登校でいていいのか
- どのタイミングで戻ればいいのか
そんなことを考えると、ますます自分を追い込んでしまうかもしれません。
僕の場合は、普通の高校受験を考えていたので出席日数が足りなくならないように、
保健室登校や授業数を少しずつ増やしながらなんとか復帰しました。
ただ思い返してみると、行っていなかった分復帰時に勉強面で遅れていたので苦労したり、人間関係で悩むことなど結構辛い思いをしていました。
今だから言えることですが、学校に戻ることが全てではないです。
当時は普通の高校に行くことが全てだと思い、学校復帰だけを目標にしていましたが、
視野を広くして考えると、たくさんの道があります。
- 通信制学校に通うこと
- フリースクール(不登校の子が通っている)に行く
- 職人見習いになる
- NPO法人に連絡して田舎生活を体験してみる
など、普通の高校に行くこと以外にも多くの選択肢があることに気づいてほしいです。
どんなに辛くても苦しくても、学校に戻ることが全てだと思うと、うまく行かないと思いますし、さらに心に深い傷を負う可能性もあります。
今の世の中、様々な生き方や働き方があります。
ネットで検索するだけでも、かなり多くの情報を得ることができますよ。
そういった情報を調べてみて、
「周りと同じ世界を生きる必要はない」と割り切ると、少し楽になりますよ。
自分自身を一番尊重してあげましょう
不登校になると焦りがどんどん出始めてきて、学校に戻らないといけない気持ちでいっぱいになります。
親からしても学校に行ってくれた方が安心すると思います。
しかし、一番大事にするべきなのは、親でも友人でも世間体でもなく
自分自身の気持ちに寄り添ってあげることなのです。
他人の人生ではなく、自分の人生を生きていかなければいけません。
相手にとってどうしてあげればいいかを考えるよりも、自分がどうしたいかを
優先しながら今後を考えていきましょう。